若いころから日本の歴史と文化に魅了され、仕事の合間を縫って神社仏閣や伝統芸能の公演を巡るのが私の楽しみでした。そんな中、頼もしい相棒だったのが中型ツアラーのバイクです。
バイクで巡る文化の足跡
土曜の朝、まだ人影もまばらな街を抜け、片道2時間以上かけて能楽堂や古民家を改装した舞台へ向かったこともありました。風を感じながら古い街並みを走る旅は、それ自体が心を整える貴重な時間なのです。京都の小さな狂言会、能登の郷土芸能、秋田の地芝居――どれもバイクがあったからこそ味わえた忘れがたい思い出です。
生活の変化とバイクとの距離
しかし、最近は仕事が忙しく、週末に丸一日遠出する余裕がなくなりました。文化への情熱は変わらないものの、バイクに乗る頻度は激減し、ガレージで眠る時間が長くなってしまいました。保険や税金、車検など、使わない間にも維持費はかかります。これまで気に留めなかった費用が、次第に心に響くようになりました。
愛着はあるものの、動かさずに朽ちさせるよりも、別の形で活かしたい――そんな思いが強くなりました。
バイクワンとの出会いと決断
そんな折、バイク買取専門の「バイクワン」と出会いました。ネットで調べると、全国どこでも対応しており、手続きもシンプル。故障箇所があっても対応可能とのことで、一度相談してみることに。
オンラインで申し込み、翌日には査定員の方が自宅まで来てくださいました。バイクの状態やカスタム部分について丁寧に話を聞いていただき、提示された金額は想像以上。引き渡し後は名義変更や廃車手続きもすべてお任せでき、忙しい私には大変助かりました。
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新たな形で文化とつながる日々
バイクを手放した資金の一部は、文化施設の年間パスに充てました。また、地方公演の配信が視聴できるサブスクリプションにも加入し、自宅で質の高い演目を楽しめるようになりました。「現地に行かなくても文化に触れられる」と気づけたことは、私にとって大きな節目となったのです。
もちろん、今でも遠くの祭りや公演に心が惹かれることはありますが、その際は新幹線やレンタカーで足を運べばいい。バイクで過ごした日々も、文化に触れた時間も、どちらもかけがえのない財産です。
まとめ
バイクはただの移動手段ではなく、私にとって「文化を巡る旅の相棒」でした。しかし、生活が変われば趣味の形も変わるもの。今の私にとって、バイクワンでの売却は、単なる手放しではなく次の一歩へと繋がる大切な転機です。
これからも、文化と静かに向き合う時間を大切にしていきたいと思います。